頭頚部腫瘍｜がん治療の都島放射線科クリニック

頭頚部腫瘍

頭頚部がんと放射線治療

頭頚部がんは、口腔、上顎洞、咽頭、喉頭などにできたがんの総称です。
早期の喉頭がんや早期の上咽頭がんでは、放射線治療単独で治療が可能ですが、進行した頭頚部がんでは、一般に化学療法と併用した化学放射線療法で治療が行われます。

また、放射線の治療範囲もリンパ節領域を含んだ広い範囲の照射となります。
化学放射線療法で広い範囲の照射を行う場合、口腔粘膜の炎症や皮膚の炎症等、急性の副作用が強く出ることがありますので、副作用に対するケアがしっかりした、入院のできる医療施設で放射線治療を受けることをお勧めします。

当クリニックにおける頭頚部がんの放射線治療の特徴

当クリニックで導入しているリニアック装置は、小さな範囲を高精度に照射することを目的に作られたもので、広い照射範囲の治療には向いていません。
よって、広範囲の照射が必要な症例については、当クリニックでの治療はお勧めしていません。

初発治療後のリンパ節転移や再発がんなど、限局した疾患については、IMRT技術を用いて、経験豊富な専門スタッフにより、綿密な治療の評価のもと、高精度な治療を提供しています。

もうひとつの特徴として、しっかりとした固定具作成の技術とIGRTによる高い位置合わせ技術の導入により、精度の高い治療を目指しています。