放射線科の切らない治療
放射線科とは
放射線科とは、一般的にレントゲン、CT、MRIなどの画像診断を行う医師やレントゲンを撮影する技師をイメージすると思います。
しかし、専門分野として、診断以外にも、放射線治療とIVRという放射線を用いた治療の分野が存在します。
ともに放射線科の専門医が行う「切らずに治す」、体への負担が少ない治療を提供しています。
放射線科医が治療を行うことはあまり知られていないと思います。
放射線治療は、体外から放射線を照射することで患部を治す治療法です。専門医や専門技師、医学物理士、看護師、事務職員がチームとなって綿密な治療の準備を行い、数日間にわたって、主に外来通院で治療を行います。
IVRとは
IVRは、局所麻酔を行ったあと、エックス線透視、血管造影、CT、超音波などの画像を見ながら、体内に細い管(カテーテル)や針を入れて病気を治す治療法です。
治療時間は2~3時間程度で終了しますが、念のため短期間の入院を要することが多いです。
放射線治療とIVR、それぞれ得意とする疾患が少しずつ異なると同時に、同じ疾患であっても、相乗効果が期待できる場合があります。
都島放射線科クリニックでは、経験豊富な放射線治療の専門医とIVRの専門医により、個々の患者様の疾患に対してベストな治療法は何かをしっかりと話し合い、難治症例であってもあきらめず、より適応範囲を広げた治療を提供します。